私たちが「からくり箱」と呼ぶものについて、少しご説明いたします。
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江戸末期より、箱根が観光地として発展し、様々なアイデアをこらした「お土産」が作られてきた中で、
小田原・箱根地域の多くの職人達の中に分業化された形で、
高度の木工技術・アイデアが蓄積されてきました。
特に、組木・秘密箱はパズル的要素を含んだことから、広く人々の人気を集めることとなり、
現在の「からくり」へと発展しました。
このようなパズル的な「からくり」の生産地は世界に類を見ません。
1999年、この伝統技術・歴史的財産を基礎にし、
さらに楽しく、品質の高い「からくり」の創作を目指して活動する職人集団「
からくり創作研究会」が
発足しました。
この「
からくり創作研究会」では、各職人がそれぞれアイデア、趣向を凝らし、
さまざまな「からくり箱」を創作しています。
着色はほとんどせず、木の持ち味を生かした作品が多いのも特徴です。
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まぁ、このブログで紹介しているものは、要するに「なかなか開かない箱」なのです。